個性爆発!現地の人々の足、ミクロレットの乗り方とタイプ別分析


東ティモールの首都、ディリ。道を歩けば子供達の笑い声と鶏の鳴き声があふれます。

どこからともなく流れる陽気な音楽に身を任せ、誰彼構わず笑顔を向けてくる人々と挨拶を交わしながら歩くのも楽しいものです。


しかし常夏の楽園を徒歩だけで制覇するのは至難の業。今回は、ディリ市内での移動手段について紹介します。



  • 東ティモールの首都・ディリ

東ティモールの西北に位置する首都・ディリ。海に面したこの都市には政府施設や学校が集まり、国内最大の人口を抱えます。日本との時差は無し。中心部にはタイスマーケットやレジスタンス博物館、郊外にはクリスト・レイなどの観光地もあります。


↓過去の記事:東ティモールってどこ?行き方教えちゃいます!

https://www.backpacker-sal.com/post/howtovisittimor


  • 移動手段

ディリに訪れた際の移動方法は主に2つあります。1つ目はタクシー、もう1つは現地人の足である、ミクロレットです。


上のおじさんのような移動法は紹介していませんので悪しからず。

街中は主に黄色いタクシーがたくさん走っています。このタクシーはメーターは使っていないので、乗る前に行き先を伝えて値段を交渉します。

だいたい1~3ドル/1台くらいで市内を回ることができます。荷物が多い場合や急いでいる時、行き先が複雑な時などによく利用しました。ただし、空港にいるタクシーは少し割高です。


他にも、メーターを使った青いタクシーも利用できます。電話して呼ぶタイプのタクシーで、値段は黄色のタクシーと比べて高いです。ホテルなどで呼んでもらう事ができます。


※現地の大学生に聞いた話ですが、黄色いタクシーに観光客が日が暮れてから乗ることは避けたほうがいいとのこと。郊外に連れて行かれてお金を脅し取られることがあるそうです。

日中は日本人大学生だけでタクシーも利用していただけに驚きましたが、そういったこともあるそう。その日は日が暮れてホテルから離れたところにいたのですが、彼らがホテルまでバイクで送ってくれました。

用心するに越したことはないので、日が暮れてから利用するのはやめたほうがいいかもしれません。


2.ミクロレット(ベモ)


続いて現地の人々の足であるミクロレットについて紹介します。

ミクロレットとは決められた路線を走る大型バンのことで、現地の人々はベモと呼んでいます。


路線内であれば好きな場所で乗り、好きな場所で降りることができます。特徴はカラフルな車体。路線ごとに割り振られた番号で色が分かれています。ドアは常に開けっ放しで、大音量で音楽を垂れ流しています。

ディリに滞在しているときは移動には基本的にミクロレットを使いました。便利で安いですし、何より雰囲気が素敵。東南アジアっぽい荒々しさに快適さと安全性をほんの少し足した感じがたまりません。日本への長い帰路を終える頃にはあの軽いエンジン音が恋しくなっているはずです。



ミクロレットの魅力!

①安い!

どれだけの距離乗っても1人1乗車につき25センタボ、だいたい25円!乗り継いでも市内なら1ドル以内で回れます。

(センタボは東ティモールの補助通貨で、100センタボで1USドル。)


②簡単!

道端で呼べば止まってくれますし、降りたいところで降りることができます。みんなで乗るタクシーみたいな感じ。


③数が多い!

現地の人は移動にこれを使います。これでもかってほど市内を走り回っています。満員で乗れなくてもすぐに次のミクロレットがやってくるので大丈夫です。

④みんな優しい!

ミクロレットの中はいつもぎゅうぎゅう詰め。座席がいっぱいになると入り口に捕まって乗るのですが、女性や子供、外国人は座席に座らせてくれます。僕はむしろ立って乗ってみたかったのですが、数回入り口に座って乗っただけで、入り口に立たせてはもらえませんでした。目的地への行き方がわからない場合も、道行く人や運転手に聞けば教えてくれます。


注意点

ただ、利用する時間には注意が必要。この国は朝も夜も早いです。存在しないはずの時差ボケにかまけてぐっすり寝ている間に街は鶏の声とともに動き出し、日が暮れる頃にはだいぶ本数も少なくなっています。そもそも夜に開いているお店も少ないのであまり困ることはないかもしれませんが、行き先からホテルに帰るのは早めの方が良さそうです。


ミクロレットの乗り方!

いざ乗るとなってもどの番号のミクロレットを使ったらいいかわからない!、、

そんなときに便利なのがのサイト。ミクロレットの番号ごとのルートが載っています。ディリに滞在するなら必ずブックマークに保存するべきです。僕たちが渡航したときにはこのサイトのことを知らなかったのでその存在を知ったときはメンバー一同唇から血を出して悔しがりました。

↓ディリのミクロレットルート

https://dilimicroletroutes.github.io/index.html#13/-8.5312/125.5586



右の2枚が25センタボ硬貨。

⓪準備

上のURLを参考に、目的地までに使うべきミクロレットを探します。準備するものは、25センタボ/1人と、地図です。オフラインで使える地図アプリをダウンロードしておくと便利です。

↓過去の記事:バックパック旅で役立つアプリ7選

https://www.backpacker-sal.com/post/_7app




①乗りたいミクロレットを探す

道端で乗りたそうにしているとタクシーやミクロレットのドライバーがクラクションを鳴らしてきますが、目当ての番号のミクロレットでない場合は無視します。




②ミクロレットを止める

乗りたい番号のミクロレットが来たら手を振って止めます。満員だった場合は止まってくれませんがすぐ次のミクロレットが来るので大丈夫。乗らないミクロレットやタクシーがクラクションを鳴らしてきますが聞こえないふりをします。



③乗り込む

止まったら乗り込みます。お金は降りる時なのでまだ渡す必要はありません。中は大抵ギュウギュウですが入れば詰めてくれます。ごく稀に足元に鶏を隠したおばさんがいるので踏まないように気をつけて。





④楽しむ

乗ったらミクロレットの雰囲気を楽しみましょう。一緒に乗っている人に話しかけてみるのもいいかもしれません。ただし、英語は通じないことがよくあります。乗っている間は地図を見ながら自分の位置を確認しておきましょう。

手元に25センタボコインを用意しておきます。


⑤降りる

目的地に近くなったら運転手に降りることを伝えるのですが、やり方は簡単。手元のコインで車の手すりやドアをカンカンッと叩いて音を出すだけで運転手は近くの歩道につけてくれます。車を降りたら助手席側の窓から運転手に25センタボを渡します。



タイプ別ミクロレット分析

筆者が実際に乗ったミクロレットから、その傾向と分析を行いました。


1.走るスピーカータイプ

最も一般的なタイプ。カーラジオからこれでもかというほどの大音量で音楽が流れています。流れる音楽は陽気なレゲエやロック、EDMが中心。ただ、共通しているのは常に音量がMAXだという事。どんなに歩き疲れていても明日への勇気が湧いてきます。





2.もはやスピーカータイプ

さらに大音量のタイプ。カーラジオではなく、座席の下にゴツいスピーカーを仕掛けて乗客のsoulを揺さぶってきます。車内はまともに会話もできないほど。ドライバーの音響へのこだわりがうかがえます。どんなに仲間と喋りたくても、成立しない会話に飽きていつの間にかビートを刻んでしまいます。




3.ゆったりタイプ

ドライバーがのんびり屋さんのタイプ。決して座席がゆったりというわけではありません。基本的にミクロレットは内装も外装も派手なのですが、ほぼ装飾のない車内に流れているのはバラード。心なしかスピードも遅めです。海岸沿いの道を夕日を見ながら走るのにもってこい。どんなに怒り狂った魑魅魍魎でもたちまち心の平穏を取り戻します。



4.道交法違反タイプ

ドライバーの異常なまでの自車への愛と内装へのこだわりから、文字通り前が見えなくなってしまったタイプ。フロントガラスにはぬいぐるみやら国旗やらがこれでもかというほど。確実に日本であれば捕まります。どんなに豪胆な勇者もおっと大丈夫かとフロントガラスを二度見します。





移動は旅の魅力の一つでもあります。

皆さんも東ティモールを訪れた際にはぜひミクロレットを使いこなしてみてください!


※記事の情報は2019年9月のものです。



(文責:理工学部2年S.S)


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